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京都大学歴史研究会ブログ

京都大学歴史研究会のブログです。主に活動報告を行っていきます。

歴史は教養か?・2

オズさん、アステカの人さん、コメントありがとうございました。
コメントで返すと長くなりそうでしたので再び記事にします。

お二人とも意見としては「あるレベルを超えての歴史を学ぶことは知識欲を満たすためであってそれ以上のメリットはない」ということのようです。

しかし、一定レベルの歴史知識とはどの程度のものなのでしょうか?
そして、知識欲を満たすために歴史を選ぶ理由は何でしょうか?

一般常識としての歴史とはどのレベルかを考えてみると、せいぜい中学校の教科書に書いてあるレベルまでだと思います。
これは歴史に限らずどのような分野であってもそうでしょう。(しばしばそれを忘れた発言をしてしまうので反省です)
中学校までは義務教育ですし科目の選択に自由はないはずなので、ここまでで習うことは一応日本全国の人間が一律に学んでいるとしてもいいと思います。
高校以降は科目選択があるのでどんな知識も習っていると断定できません。
では、それ以上の歴史を学ぶことはメリットがないのでしょうか?
私はそれなりのメリットはあると思います。(それは今後また話を整理するときにでも)
それならば、その学ぶ上での損益分離点はどこでしょうか?


また、「虚学であるので知識欲を満たすために学ぶ」という意見はなるほどと納得できるのですが、それは学問全体に言える話だと思います。
私は理系な人間ですが、私の分野にも「理学」と「工学」という区分があります。
「理学」はそのものの本質を追いかけること、「工学」はわかっていることを実用に転化していくこと、という意味になるでしょう。
そして、「理学」的な研究は実世界に役に立つことはほとんどありません。(おかげで就活をするときに「あなたの研究はなんの役に立ちますか?」という質問に答え辛いです。)
これは「実学」と「虚学」の区分に近いと思います。
学問は多かれ少なかれ「虚学」な要素を含んでいるのは間違いないのでしょう。

先日書いた歴史嫌いな理系の人に「何のためにその学問を勉強しているのですか」と訊けば「知りたいから」と答える人が多いのではないかと思います。(次に「役に立つから」でしょうか?)
つまり、知識欲は歴史を学ばなくても満たせるものです。
では、様々な学問の中で歴史を選んで知識欲を満たす理由は何になるのでしょうか?

結局のところ、歴史を選ぶ理由は「好きだから」という結論に至ってしまうのかもしれませんが、もう一息考えてみたいものです。


つらつらと良くわからない話が続いていますが、またコメントもらえると嬉しいです。



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京都大学の歴史サークルです。毎週金曜18時30分から課外活動棟D204の部室で例会を行っています。例会では各会員の研究発表や本の輪読を行い、例会後には食事やゲームなどをして自由に過ごしています。たまに史跡や博物館にも行きます。日本史、世界史を問わず歴史が好きな人はもちろん、ゲームが好きな人、部室でダラダラしたい人など、どんな人でも大歓迎です。歴研の活動に興味のある方、参加したい方は、ぜひ一度課外活動棟D204の部室までお越しください。

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