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京都大学歴史研究会ブログ

京都大学歴史研究会のブログです。主に活動報告を行っていきます。

教育論みたいなもの

しばらく前に研究室で先生から藤原正彦の本を勧められた(というか、読む本をねだったら貸してくれた)ので読んでみました。
藤原正彦は『国家の品格』が代表作と言える数学者、兼、作家です。(異論はあるかもしれませんが)
貸してもらった本は『若き数学者のアメリカ』他いくつかでした。
数学者ということで寺田寅彦のような中身をイメージしてたのですが、もっと叙情的な文章でした。
数学者はロマンチストなのかもしれないと思えます。
その読んだ本の中で教育論について書かれている部分がありました。
曰く、教育において日本的な情緒を教育することが大事なのだそうです。

それを読んで思ったことは情緒って教えられるものなのだろうかということです。
昔の文学を読んでピンとこないことがありますが、日本的な情緒を学べば分かるようになるのでしょうか?
はっきり言ってそんなことはないだろうと思います。
前提とする社会が異なるなら考え方も感じ方が違うのも当然だと思います。
蹴鞠をやって思ったのですが、昔の人が面白いと思うことに面白いと感じることはあるでしょう。(蹴鞠保存会関係の方もし見ておられるなら最近行けてなくてすいません。)
しかし、その感じ方は昔の人たちとおなじではないと思います。
情緒はけっきょく個人に依拠したものではないのかと思うわけです。
とまあ、どこにでもありそうな人はそれぞれがOnly Oneなんだみたいな話になったわけですが、もう少しどこにでもありそうな話を続けます。

それなら教育で何を教えるべきかということを考えてみました。
私個人としては、是非、各人の立場や考え方の違いが何をもたらすかをきちんと教えてほしいと思います。
教育は個性を重視とかいろいろ言ったとしても、結局型にはめるものです。
型にはめることはまったく悪いことだと思いませんが、その型が絶対的なものではないことを教えることも重要だと思います。
社会にはルールが溢れています。
法律も校則も慣習も場の空気もみんなルールでしょう。
そして、考え方や立場が違えばその人が従うべきルールは異なります。
辿る論理が同じでも前提が違えば結論はまったく異なります。
みんなそんなことは当たり前だと言うと思いますが、なら、その自分とまったく違う立場の人とうまくやるにはどうしたら良いのでしょうか?
そういったことをきちんと教育することが大事なのではないでしょうか。

やっぱり良くある話で終わってしまいましたが、そんなことを考える一つのきっかけとして本の紹介を一冊だけ。
『よいこの君主論』です。
こんな小学校は嫌ですが、立場の違いはとる手法も得ようとする結果も違うことがわかるのではないでしょうか。
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