京都大学歴史研究会blog

京都大学歴史研究会のブログです。 毎週の活動報告なんかをしていきたいと思っています。

『隅の老人』

歴研メンバーに紹介されたので読んでみたミステリーです。
作者はバロネス・オルツィ、コナン・ドイルの商業的成功の後に他紙がこぞって載せ始めたミステリーの一つらしいです。

ミステリーはおおむね

前談(語り手が事件に関わる経緯など)

事件発生

捜査

語り手や警察の失敗

(探偵などの)推理

後日談

の手順で進んで行きます。
順番が前後したり、解決の前に事件が繰り返したりすることはありますが大筋は外れないのではないでしょうか。

隅の老人のストーリーはこれを非常にシンプルな形としています。
基本的な流れは、身元もしれない老人が喫茶店ABCショップの隅の席で、女性記者相手に世間で話題となっている迷宮入り(しかけ?の)事件の推理を聞かせて立ち去る、というものです。
事件に関わるのは面白そうだからで誰に依頼されたからでなく、推理を語るけど事件が解決するわけでもない、事件の起承転も全て検事審問で語られていることで特別な捜査もない、と実に一般の人がゴシップを楽しむのと差がない取り組みかたです。
事件の真相が老人の語った通りである証拠もないし、事件の後日談もないため事後経過も不明です。
女性記者ポリーも読者もただひたすら老人の語りを聞くだけですが、なるほどと思ってそれ以上のコメントができません。
映像作品にしたらさぞかし老人のドヤ顔が鬱陶しいのではないかと思います。

刊行作品はあまり訳されていないようですが、一読の価値ありです。
一話あたりのページも短く、訳者も悪くないので、本が苦手な人でも気楽に読めるのではないかと思いますよ。

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復活の地

しばらく前にアステカさんがすすめてくださった「復活の地」を読みました。
作者は小川一水さんです。
大雑把なあらすじは
「辺境の弱小国レンカ帝国。これから列強の仲間入りを果たすため星外へと進出しようとするレンカ首都トレンカで未曾有の大地震が起きる。レンカはこの災害を乗り切り星外へと踏み出すことができるのだろうか。」
といった感じですかね。
SFで震災復興をすることを思いつくのは日本人独特の発想だと思います。

それはそれとして、なんか納得した言葉が以下。
「あきらめるものか!天災ならなおのこと立ち向かってやる!(中略)人間の悪意なんてものが僕はことのほか苦手だからね。だが、天災なら話は別だ。そう割り切ってしまえば気力も湧いてくる」
これって日本人なメンタリティですよね。
自衛隊も戦争を行う軍事力としては嫌だけど災害救助を行う力は誇らしいと思ってしまいます。
災害時に他国に攻められたとしたら、他の国は外敵をやっつけろになるでしょうが、日本では災害救助の方を優先にしろって感じになるのではないでしょうか?

日本人はきっと平和ボケしてるのでしょう。
ですがそのメンタリティが悪いとは言えないのではないのでしょうか。
日本がもし日本じゃなくなったとしても日本人は日本人であって欲しいと思います。
日本人がいる限り「日本」はなくならず世界になくてはならない存在になるでしょう。
そんな気分になれた良い一冊でした。


そういえば

読んだ本の更新をめっきりしていません。
一回更新をサボると読んだ本がたまってさらに書くのがめんどくさくなるんですよね。
読んだ本の感想も、なんだかんだで通り一辺倒ですし・・・

まあいくつか紹介だけ。
・「ラッシュライフ」伊坂幸太郎 新潮文庫
がんばって読んだ伊坂幸太郎作品です。
他にも家には何冊かあるんですが、飽きました。
おもしろくないのかと言われると、必ずしもおもしろくないわけではないんですが、やっぱりダメですね。
世界観が嫌いなのかとも思ったんですが、それだけでもないみたいですし。
また気が向いたら他の作品も読んでみようとは思いますが、なかなかにしんどいです。
・「シャングリ・ラ」池上永一 角川文庫
SFかと思ったらファンタジーでした。
神器とか擬態装甲とかなんだよって感じです。
それ以外に語ることが見当たらない作品ですが、気に入らない点がもう一つ。
解説が筒井康隆なんですよね。
筒井康隆は日本のSF書きでは評価が高いんでしょうが、嫌いな作家です。(特に「時をかける少女」がつまらなかったです。)
坊主が憎けりゃ袈裟まで憎いって感じでさらに評価が下がってしまいました。

AAの今週読んだ本とか_その9

ゼミの準備だのでちょっと忙しかったので全然読めてません。
実験もあるので更新が滞りがちになるかもしれませんが、がんばって読んでいきたいと思います

今週(5/5~5/11)で読んだ本
・「魍魎の匣」京極夏彦 講談社文庫
有名な分厚い本です。先輩が貸してくれたので読みました。初めてこの本を見たのは中学の時に図書委員をしていた時なのですが、正直読むことになると思っていませんでした。ずっとホラーだと思っていたのですがジャンルはミステリーです。
1000ページ超の本で最初は読むのが結構大変でしたが、500ページくらいを過ぎると読むのが楽になります。そこまでは話がばらばらな感じがして気分が盛り上がらないのですが、全部がつながっていく気持ちよさがあります。とは言ってもミステリーとして特別におもしろいわけではないので、何か思い入れがあるならば読んでみれば良いのではという程度ではあるのですが。

・「東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる」森橋ビンゴ ファミ通文庫
「東雲侑子は短編小説をあいしている」の続編です。こういった恋愛ものは大好きです。ここら辺がラノベ好きである所以でしょうか。

・「グラスホッパー」伊坂幸太郎 角川文庫
普通の作品です。漫画版の「魔王」を思い出しますね。漫画版の魔王は「魔王」と「グラスホッパー」を合わせた内容でしたが、能力バトルっぽい感じになって漫画っぽさがよくあらわれた良い演出だと思いました。

AAの今週読んだ本とか_その8

先週アップしていなかったので二週分です。
といってもあんまり読んでいません。
「魍魎の筺」を読むのに苦労してます。

今週(4/21~5/4)で読んだ本
・「ボーナストラック」越谷オサム 創元推理文庫
越谷さんのデビュー作です。日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作らしいですが、印象的であったのはどちらかというと、どうやったら仕事が効率的にできるかという心構えでした。結構おもしろいので是非読んでみてください。

・「スイス時計の謎」有栖川有栖 講談社文庫
4本の短編が入っています。表題作のスイス時計の謎が一番おすすめだった気がします。
火村先生とアリスのコンビはなかなかのものなのですが、正直アリスが現場に顔を出せている理由がわからないところが難点でですかね。

・「マジックミラー」有栖川有栖 講談社文庫
オチまで含めて有栖川有栖の作品ではこれが読んだ中で一番好きです。

・「46番目の密室」有栖川有栖 講談社文庫
密室の謎がほとんど謎でないくらい簡単なのが難点です。いまいち心惹かれる部分がないというのは残念なことです。

・「終末のフール」伊坂幸太郎 集英社文庫
苦手な伊坂幸太郎の作品です。彼の書く文章は上手だと思うのですが、なぜか惹かれないんですよね。理由がよくわからないのでしばらくいろんな作品を読んでみたいと思います。

・「宇宙の戦士」ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫
かなりいろいろ考えさせられる作品でした。基本的に普通選挙にそれほど賛成でない私ですので、この作品に惹かれるところも結構多かったです。この作品でハインラインは右翼のレッテルをはられたらしいのですが、このくらいで右翼と呼ばれるのはなんだか納得がいかない気がします。作品全体では、宇宙での戦争の話にする必要がないのではと思います。

・「魔王な使い魔と魔法少女な」みみとミミ スーパーダッシュ文庫
帯に「問題作」と書いてあったので買ったのですがすごく普通な話でした。感覚が麻痺しているだけかもしれませんが・・・。

・「アプローチ、アプローチ」葉巡明治 スーパーダッシュ文庫
一応大団円なのでそれなりに満足ではあるんですが、作品自体がそれほどおもしろいわけではありません。キャラ設定はそれなりに好きでしたがもっと上手に話を練ってほしいなと思います。

・「探偵失格 愛ト謂ウ病悪ノ罹患、故二我々ハ人ヲ殺ス」中維 電撃文庫
探偵失格という割にはがんばって推理をしていました。最後が異能バトルになったことも含めてありではないかと思います。探偵失格というからには「黒死館殺人事件」の法水さんくらいよくわからないことを言ってほしいものです。(そんなの読みたくない気もしますが・・・)

・「図解わかる税金 収入・財産・生活にかかる税金」新星社出版
税金はやっぱり難しいです。すくなくとも何を管理しなくてはいけないのかははっきりした気がしますので、読んだかいはあったのではないかなと思います。


AAの今週読んだ本とか_その7

今週はあんまり読んでいません。
とにかく紹介ですね。

今週(4/13~4/20)で読んだ本
・「眉山」さだまさし 幻冬舎文庫
感想が少し書きづらい作品でしたね。いい作品なのは間違いないのですが、さだまさしなので歌にして聞きたいと思いました。ちなみにさだまさしの歌では「極光」が好きです。

・「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」江國香織 集英社文庫
おもしろいのはおもしろいのですが中身が散文的で好みではありませんでした。やはり短編よりも長編の方が向いている作家なのかもしれません。

・「斜陽」太宰治 新潮文庫
好きな作品の一つです。どこまで行っても救いがないと感じます。気分がダウナーな時に読むといろいろたまらなくなりますが、そういった時に一番味わい深い作品だとも思います。

・「101番目の百物語2~5」サイトウケンジ MF文庫J
いろいろと省略ですがラブコメっていいですよね。

・「第六大陸 上・下」小川一水 ハヤカワ文庫
先週も書きましたが、第六大陸です。本人も書いていますが、少しの飛躍で到達できる未来として月に結婚式場を作るプロジェクトを打ち立てています。かなり好きな本ですが、その理由として現実を考えて描かれていることがあります。将来こういったことが起こると考えさせることができるのがSFとして大事だと思うのですが、今の世の中の人にこれなら実現できると思わせることができる作品の筆頭としてあげられると思います。是非機会があったら読んでみてください。

AAの今週読んだ本とか_その6

やっとケインズの「雇用・利子・お金の一般理論」を読み始めました。
読み終わるまで結構時間かかりそうです。
あと借りてる本をそろそろ読まないと・・・
そんなこといいながら今週の読んだ本です。

今週(4/6~4/13)で読んだ本
・「妙なる技の乙女たち」小川一水 ポプラ文庫
是非読んでくださいと他人に勧めたい本です。小川一水は地に足のついたSFを書きますね。とてもよかったです。あと小川一水の女性観は結構好きです。(あくまで本から感じるものですが)これらの点で「第六大陸」も結構好きだったのですが、「第六大陸」はラストに異星人とのコンタクトと要素が入ってきてちょっと冷めてしまいました。どちらかというと第六大陸をつくる日本企業がそれまでに手がけてきた事業について読んでみたかったですね。書いていたら読みたくなってきたので、読んで来週の感想に載っけます。

・「ドラフィル!」美奈川護 メディアワークス文庫
電撃文庫の「ヴァンダル画廊街の奇蹟」の作者です。そっちは読もうかと迷って結局まだ読んでいません。これを読んで少し読んでみたくなりました。力強いヒロインがとても魅力的に描かれています。あとはもう少しだけ言葉足らずな方が個人的には好きですが、十分に楽しめる作品ではないかと思います。

・「101番目の百物語6」サイトウケンジ MF文庫J
新刊が出たので買ってきました。5巻までヒロインがらみのドタバタでしたが今回は少し箸休めな回に感じます。十分にドタバタしていますが。ヤシロちゃんが結構好きなので彼女にがんばってはっちゃけてほしいですね。サイトウケンジの魅力はヒロインの自由さだと思いますし。

・「傍聞き」長岡弘樹 双葉文庫
タイトルが気に入ったので思わず買ってしまいました。一応区分はミステリー短編集です。まあミステリーって区分にいろんな本が入るのでそれだけではよくわからないかもしれませんが。分類でいけば日常系になるのでしょうか。表題作の「傍聞き」や「899」がよかったです。(4つしか入ってないのに2つも薦めるのもどうかとは思いますが)薄いですし本が苦手な人にもお勧めできますね。

・「るうるの支配魔術 Game2~Game4」土屋つかさ 角川スニーカー文庫
話がちゃんと進んでいるのがなによりもの魅力ですね。最近のラノベは話が硬直することが多いので。気に入っているのですが他人に紹介するのはちょっと難しいです。どこが魅力であるかを言語化する能力をもうちょっと鍛えたいと思います。

・「花×華 1~2」岩田洋季 電撃文庫
「灰色のアイリス」「護くんに女神の祝福を!」の作者です。「護くんに~」の恋愛要素を強くした感じでしょうか。「灰色のアイリス」から考えると相当作風が違う気がしますが、いろいろ書けるのは素直にすごいと思います。
ただ他人に薦められるかというと話はだいぶ別です。主人公が映画を撮ることが話の主軸ですが、作者は映画とかをとったことがあるのかだいぶ疑問です。特に魅力的なシーンを撮る場面が擬音語で片づけられるのはどうかと思います。「護くんに~」ならばその演出でも違和感はあまりなかったのですが、この作品では有効な手ではないと感じました。あとできた映画を他人がどうとらえているのかがわかる描写がほとんどないことも気になります。

・「魔法科高校の劣等生5」佐島勤 電撃文庫
いろんな点に目をつぶれば悪い作品ではないかと。そう書くのは他の歴研メンバーにぼろくそに言われていたからなのですが。一番素直な感想はweb小説のままだったらもう少し評価できたのになということですかね。厨二病みたいな感じが気にならない人で、情報過多な設定に強引について行くことができる人にはそう悪い評価をされないのではと思います。

・「東雲侑子は短編小説をあいしている」森橋ビンゴ ファミ通文庫
けっこう気に入って満足したのですが一点言いたいです。「短編小説をあいしている」と書くなら本編も短編連作形式にしてほしかったです。

・「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 10」伏見つかさ 電撃文庫
あやせ回でした。だんだん主人公のハーレム化が進んでいるわけですが、ちゃんと収拾がつくのでしょうか。個人的には黒猫が好きなのですが、友人には桐乃が好きなやつがいまして全く話が合いません。上手な着地点を見つけてほしいですね。あとこうなったら次の巻は沙織回か麻奈美回になるのでしょう。いつになったら終わるんだろ。

・「アクセルワールド 11」川原礫 電撃文庫
まさかと思ったらまた次回に続くでした。ソードアートオンラインも当分アシリゼーションが続きそうですし感想はまとめてでしょうか。それって来年以降になってしまいますよ・・・。

・「ビジネス・ディベート」茂木秀昭 日経文庫
先週に続いてディベートの本です。うちのサークルでもそういった訓練じみたことをやってもいいなと思っています。昔はブレインストーミングやディベートを結構馬鹿にしていたところがあったのですが、ちゃんとやればどちらもかなり有効な手段だと思います。ただ現在うちのサークルにはディベートの知識がきっちりある人がいないので、そこら辺をどうするかがちょっと問題です。
この本に関するコメントをするならばもっとレベルの高いディベートを例に持ってきてほしかったです。賛成側と反対側双方につっこみどころが多すぎます。

・「星を継ぐもの」J・P・ホーガン 創元SF文庫
友人に薦められて買った本です。(友人は読んだことないと言ってましたが)結構おもしろかったですね。ただ個人的な好みからはずれていたのか何度も読みたいとは思えなかったのが残念です。ラストの方がダイナミックなので映像化すると結構映えると思うんですよね。続編があと三冊あるらしいのですが読むかどうかはペンディングです。

・「老ヴォールの惑星」小川一水 ハヤカワ文庫
「漂った男」が良かったです。結局人間は社会にいるから人間なんだよなと思います。世界が実は自分の脳の中のものでしかなかったとしても、ただ一人の世界を夢想していないことを考えれば、社会が人には必要なものであるのは間違いないのではないでしょうか。

・「微睡みのセフィロト」沖方丁 ハヤカワ文庫
「マルドゥック・スクランブル」の作者です。そっちは読んだことないのですが、シリーズが何冊も出ていて作者を知るにはあまりむいていないと思ったので、薄いこっちを読んでみました。この作品はSFではなくてただのファンタジーでした。あまり文章がうまいわけでもないですし、何のためにそういった世界を作ってみたのかがよくわかりませんでした。「マルドゥック・スクランブル」はメディアミックスをしていましたが、世界観がもっと上手に構築されているのでしょうか。

・「少女」湊かなえ 双葉文庫
ブロともの不苦労太郎さんが長い記事にしていたので買って読んでみました。文章については話し手の転換が急で最初はとまどいましたが、慣れれば気になりませんでした。敦子と紫織にはいまいち共感ができなかったのですが、由紀の考え方には結構共感を覚える部分があります。ただ登場人物が全体的に残念な性格をしていることが読後感を悪くしているのだと思います。わざわざ紫織を自殺させるようなシナリオを作る必要もないと思いますし、人間関係をあれだけ閉じたものにする必要があるのかよくわかりません。
2回目読みたいとは思いませんが身につまされる話ではありました。


AAの今週読んだ本とか_その5

そろそろ積んであるケインズの経済本を読まなくては、と思いながら相変わらず小説ばっかな日々です。

先週・今週(3/31~4/6)で読んだ本
・「パパのいうことを聞きなさい!」松智洋 集英社スーパーダッシュ文庫
後輩に貸していたのが返ってきたので読みました。作者は「迷い猫オーバーラン!」の人ですね。大学生の主人公が3人の姪っ子を引き取る話なわけですが、やっぱり一番の問題は金銭面にあるのかなと思います。食事やスペースは慣れれば何とでもなりますが、お金だけは時間がたてば問題が大きくなる一方ですからね~。続きを買うかは今だ悩み中です。ブックオフとかを回って安ければ買ってみようかなって感じですね。

・「ギフテッド」二丸修一 電撃文庫
これも後輩に貸していた本でした。一番気になるのは冒頭のビルから飛び降りた人はどうやって助かっているのかですね。話自体はよくあるパターンで特筆すべきところもないかなと思います。

・「101番目の百物語」サイトウケンジ MF文庫J
サイトウケンジさんらしいお話ですね。6巻が出たはずなんですけどまだ買ってません。一番好きなキャラはやっぱり一之江さんですかね。はぶらし~とか言われても違和感がないキャラクターです。(書いてる人が同じだから当たり前かもしれませんが)こういった馬鹿っぽいハーレムものは好きです。文体を変えたら源氏物語もこんな話に近くなるのですかね。

・「フリーランチの時代」小川一水 ハヤカワ文庫
レーベルや作者からわかるかもしれませんがSFです。短編集でした。小川さんは「第六大陸」しか読んだことがなかったのですが、正統派なSF作家のイメージです。個人的に「トリノホシ」というゲームをプレイされていたことで高評価ですね。収録されていたお話の中では「Slowlife in Starship」がおすすめです。

・「るうるの支配魔術 Game1:ルールズ・ルール」土屋つかさ 角川スニーカー文庫
ルールズ・ルールという遊びをテーマにした魔術のお話です。このゲームの元になったアナログゲームの名称は良く知らないのですが、正直少ない人数で遊べるゲームではなかった気がします。同じようなことを「生徒会シリーズ」のラジオの話でやっていますね。椎名姉妹が普通に話す中で主人公と千弦さんが決まったワードしかしゃべれないと言うやつです。人数が少ないとどういうルールかなんて、まったく気づけないのではないかと思うのですがどうでしょう?ひとまず続きも買ってみようかなと思います。

・「アイドライジング!」広沢サカキ 電撃文庫
嫌いではないのですが、エンジェリックレイヤーと何が違うのでしょうか?とにかく主人公が守ろうとしていたカオルが肉牛だったのには結構ビックリしました。続きはどうかいても失速しそうな気はしますがどうなんでしょうね。

・「「通貨」を知れば世界が読める “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?」浜矩子 PHPビジネス新書
経済について詳しいわけではありませんが、あまりいい出来の本だとはいえないと思います。ある程度知識がある人を相手に書いているのだとは思いますが、その割には抽象的な話が多く結局データがまともに出てきませんでした。
1ドル=50円の時代が来ることがありえないと私は思いませんが、それならば何故50円なのかを明示するべきでしょう。1ドル=30円や1ドル=1円なのではなく1ドル=50円となる根拠、それが示されないことには反対するも何もありません。あと為替が国力を反映していると書いてあったり、基軸通貨の定義をあいまいな表現で表したりと、アカデミックにいる人間の書く文章だとはとてもではないですが思えません。

・「変体先輩と俺と彼女」山田有 ファンタジア文庫
正直先輩があんまり変態ではないです。変態というのならば「変ゼミ」くらいのことはしてほしいですね。まあされたらドン引きなわけですが。

・「ひきこもりの彼女は神なのです。1,2」すえばしけん HJ文庫
いまいち亜夜花はひきこもりではない気がします。1巻の最初はまだひきこもりって感じでしたが、2巻の時点で結構外に出てるし、部屋からも出てきてますからね~。

・「生徒会探偵キリカ 1,2」杉井光 講談社ラノベ文庫
「神様のメモ帳」の人です。1巻を読んだのってしばらく前だった気もするのですが、ブログを読み返す限り載っていなかったのでここにいれました。神様のメモ帳は1巻が正直救いがないので続きを読んでいないのですが、これは結構読みやすくてよかったです。キリカさんは生徒会探偵と言う割には探偵をやっていないですし、お金がすきという割には1巻のあとに会計の業務があまりまわっていない気がします。ここの会計って一年間の予算以外にはどんな業務があるのか気になります。

・「武器としての決断思考」瀧本哲史 星海社新書
一言でまとめるとディベートの本です。ディベート的な思考が決断思考と呼べるかは多少疑問ですが、本文に即して考えるとだらだらと無駄な議論を続けるよりも、暫定的でも良いから結論を出すと言うことでしょうか。
こんどサークル内での活動としてディベートをやってみようかなと思いました。正直ディベートに関しては素人なのでちゃんと進行できるかわかりませんが、これもまた経験かなと思います。

・「俺はまだ恋に落ちていない2」高木幸一 GA文庫
結構好きです。いったい何冊続くのかによって評価がだいぶ変わる気がしますね。ネバーエンディングストーリーって感じでいいので7冊までくらいで終わってくれないでしょうか。

・「銀河市民」ロバート・A・ハインライン ハヤカワ文庫
日本でハインラインの作品といえば間違いなく「夏への扉」があがるでしょう。アメリカだと「月は無慈悲な夜の女王」があがるらしいです。この二つはどちらも主人公にとってハッピーエンドになっているのでそういった作品を書く人なのかと思っていたのですが・・・
この作品は主人公ソービーの立場が次々と変わっていきます。立場が変わるたびに主人公は馴染めるかを不安に思いますが、しばらくして気づくとその立場に十年来いるような馴染み方をするようになります。ラストも主人公にとっては不本意な立場であるようですが、これもしばらくすれば当たり前のように感じるのだろうなと思えます。
組織に入ってしばらくするとその組織に対して持っていた不満はいつの間にか消え、納得のいかなかった慣習も当たり前となります。それが良いか悪いかは別にして、自分がそう変わっていくことを念頭において活動をしていくべきなのだろうなと思いました。

AAの今週読んだ本とか_その4

今週は文学少女ばっか読んでいました。

先週・今週(3/23~3/30)で読んだ本
・「文学少女見習いの傷心、卒業」「文学少女の恋する挿話集1~4」野村美月 ファミ通文庫
文学少女シリーズは“見習い”のほうが文章のレベルが高いとは思います。素直に出来がいいですよね。
文学少女はなんと言っても遠子さんが語る「美味しそうな」文学が読みたくなってしまいます。ジィドの「狭き門」などはこの作品を読まなければ読まなかったと思います。
昨今はビブリオ古書店が評価されている気がしますが、文学作品の魅力は文学少女のほうが圧倒的に良く伝えてくれていると思います。

・「“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人」高木敦史 角川スニーカー文庫
“菜々子さん”が可愛いですよね。前作は動けない主人公がひたすら考える話でしたが、今作は“菜々子さん”が結構活動しているおかげか多くの人が“菜々子さん”の思うように動かされているように感じます。早く次作を書いてくれないかなと思っているのですが、一年ほど出ていないの難しいですかね。
まあラノベ好きな私は数年間待つことも、いつまでも続きが出ないことも慣れているので、気長に待とうかと思います。

・「のうりん3」白鳥志郎 GA文庫
各所に喧嘩を売りすぎではないでしょうか。もはや農業高校が舞台である意味がわかりませんね。好きではあるのですが。ちなみに前作の蒼海ガールズのほうが圧倒的にお薦めではあるのですが。

・「おジャ魔女ドレミ16」栗山緑 講談社ラノベ文庫
へたくそなSSみたいな話でした。
アニメは歌が印象的でしたがそれも当然ながら無いですし、評価するところがまったく見当たらないですね。
挙句の果てに続くで終わるあたりが更に酷いですね。

・「きみが見つける物語 十代のための新名作 切ない話編」 角川文庫
家に転がっていたので読みました。
話が中途で終わっているものが多くかなり欲求不満です。読みたければ本を買えと言うことでしょうか。
面白かったものはそのうち探して読んでみたいと思います。個人的には「春の嵐」が良かったですね。
あと思ったこととしては収録作品たちは本当に切ない話なのでしょうか?
まあ些細な問題かもしれませんが・・・
あと志賀直哉の「小僧の神様」は作者が最後に顔を出すせいで一気にテンションが落ちました。
文筆家である以上書いた文章だけで語ってほしいものです。


AAの今週読んだ本とか_その3

先週、今週と忙しくてなかなかアップできませんでした。
引越しだの就活だのでいそがしかったのです。

先週・今週(3/10~3/23)読んだ本
・「自由と繁栄の弧」麻生太郎 幻冬社
麻生さんマジかっけーって本です。やっぱり外交をする人は情報発信をきっちりすることと、今後の方針を明確にする事は大事だと思います。

・「迷宮街クロニクル1~3」 GA文庫
はやく4巻を読みたいです。ちょっと古いからかなかなか本屋においてないんですよ。

・「Kaguya―月のウサギの銀の箱舟」鴨志田一 電撃文庫
友達に薦められて読みました。5冊で終わるからいいよと言われたのですが、5冊も読むのがめんどくさくなるような作品でした。

・「消えちゃえばいいのに」和智正喜 富士見ファンタジア文庫
悪くはないんですけどオチが早々に読めてしまいます。あとなんか読んでむなしいですね。

・「デート・ア・ライブ4 五河シスター」橘公司 富士見ファンタジア文庫
妹回です。ってか終わらないのかよって思いました。

・「彼女を言い負かすのはたぶん無理」うれま庄司 スマッシュ文庫
ディベートは難しいですね。世の中のことはほとんどロジカルに解決しないことが良くわかるのがディベートというものだと思いますね。

・「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ5」鈴木大輔 MF文庫J
漫画化もしていましたけど話をさっさと進めてほしいです。MF文庫Jは話を引き伸ばす傾向があると思います。編集の意向かしりませんがやめてほしいですね。

・「俺はまだ恋に落ちていない」高木幸一 GA文庫
結構出来がよかったです。オチはちょっと納得いかないですが。ちなみに好きなキャラは空河さんです。

・「オレと彼女の絶対領域2」鷹山誠一 HJ文庫
量子論ってこんなのだっけって気分ですね。知らないとタイトルがちゃんと読めない作品です。

・「蒼穹のカルマ」橘公司 富士見ファンタジア文庫
妹万歳のお姉ちゃん(叔母)の話です。ベタな作品を書く人だなーとおもいますね。これが10冊も続いているのはびっくりですが、勢いがあって読みやすいかもしれません。

・「彼女がフラグをおられたら」竹井10日 講談社ラノベ文庫
竹井10日はやっぱり苦手です。いつまでたってもテンションが変わらない上に意味のわからなさも変わりませんね。

・「2013年、中国・北朝鮮・ロシアが攻めてくる 日本国防の崩壊」福山 隆 宮本 一路 幻冬社新書
この本の中身を素直に受け入れづらいのは戦争嫌い病のせいなのかもしれません。ちなみに個人的には自衛隊の強化には賛成です。自衛隊は軍隊というよりも人災(戦争含む)・天災に対する災害対策隊な印象です。世界でも有数の災害対策部隊なのですから、日本人は彼らをもっと誇ってもいいのでは思うのですが。

・「孫正義 リーダーのための意思決定の極意」ソフトバンクアカデミア特別講義 光文社新書
読んで思った一番の感想が麻生さんかっけーだったのは読み方に問題があるのでしょうか・・・

・「ソードアートオンライン1、2」川原礫 電撃文庫
かなり好きです。最新刊は何巻組なのか見当がつかないので怖いのですが。ちなみに一番すきなのはマザーズロザリオかな。

・「俺の妹がこんなに可愛いわけがない7、8」伏見つかさ 電撃文庫
黒猫回が好きです。というかなぜそこで妹の意思を尊重するんだ馬鹿兄貴って感じですよ。どう考えても黒猫をとるだろ。

・「知識ゼロからの池上彰の世界経済地図入門」池上彰 幻冬社
勉強になることもありましたがさすがに簡単すぎました。

・「世界のしくみがよくわかる!ニュースを読む技術」池上彰 ビジネス者

・「“文学少女”見習いの、初戀。」野村美月 ファミ通文庫
文学少女のシリーズは見習いの話のほうができが圧倒的に良いのではないかと思います。



ゲーム
・「ポイズンピンク」フライトプラン PS2
久しぶりにやってます。ちょっとずつ進めていこうかと。

・「クイーンズブレイド スパイラル・カオス」バンダイナムコゲームス PSP
想像以上に出来がいいゲームです。ストーリーはどうでもいいですけど。


AAの今週読んだ本とか_その2

今週はお金関係の本を少し読みました。

今週(3/3~3/9)読んだ本
・「弱い日本の強い円」佐々木融 日経プレミアシリーズ
今週読んだ本で一番面白い本でした。為替市場がどんなものなのかが簡単に説明されていてとても良かったです。ぜひ他の人にも読んでほしい作品でした。

・「天災と国防」寺田寅彦 講談社学術文庫
戦前の人が書いた本ですが災害に対する日本人のメンタリティがこの時代からほとんど変わっていないことが良くわかりました。一読の価値ありです。

・「魔王はあまねく愛をまく!」沢上水也 GA文庫
妄想を文章にするのはいいですがそれを本にして出版するのはどうかと思います。

・「カラー版徹底図解鉱物・宝石のしくみ―鉱物と宝石の生成から採集・保管のレクチャーまで」宮脇律郎 新星出版社
知っていることが多かったのが難点ですが、個人的にはカラーで鉱物の写真がたくさん載っているのでとてもよかったです。ちなみに鉱脈を発掘することを体験するのに「インゴット79」というゲームもあります。これはプロが監修に協力しているため、それなりには参考にしても問題ないのではと思います。

・「お金の教室 二十歳の君に贈る「マネー運用論」」山崎元 NHK出版
結構お薦めです。分散投資の有効性がすごくわかりやすかったですね。
自信過剰をいさめる必要は常にありますが、投資をしてみると言うのも人生経験としてはありかもしれません。
ちなみにこれに関するゲームとして「野村證券のヴァーチャル株式投資倶楽部」というものもあります。株に興味があるのなら一度やってみるのはありだと思います。空売りなどは出来ないわけですが、実際の市場価格の移動で株を体験できるのは大きいですよ。

・「FXで月100万円儲ける私の方法」鳥居万友美 ダイヤモンド社
世の中のほとんどの人はFXで損をするようです。何年も前に書かれた本ですがこの人は今の円高な状況でどうなったのか少し心配です。言を信じる限り損切りがしっかり出来ている限り大きな痛手にはならないようですが・・・。

・「六畳間の侵略者」健速 HJ文庫
友達に借りたのですが続きの巻を読むのは面倒だなというのが感想です。

・「エマ ヴィクトリアンガイド」森薫 村上リコ エンターブレイン
とてもきっちり文献が調べられていて良かったです。個人的には最後の森薫のお薦めの本が良かったですね。読んでみたい本がまた増えてしまいました。
読み終わったら思わずエマを全巻読んでしまいました。

・「ほしのこえ」大場惑 MF文庫J
「どうしてこうなった」が素直な感想です。新海さんの作品は何作か見ましたがそこに見える世界の儚さがすごく良かったです。原作の「ほしのこえ」はその中でも主人公が彼女を待つのではなく追いかけるために一歩を踏み出す物語だと思います。その良さを全部台無しにしてるのではないかと思えました。

ゲーム
・「ラグナロク ~光と闇の皇女~」ガンホー・オンライン・エンターテイメント PSP
ラグナロク・オンラインとどの程度関係しているのかは知りませんが、とにかく操作性が悪いです。
シナリオはどうでもいいですね。


AAの今週読んだ本とか_その1

毎週読んだ本と一言コメントとかを今後書いていこうかと。
一応全部今週読んだ本です。
基本ライトノベルが多いです。

今週(2/24~3/2)読んだ本
・「陽だまりの彼女」越谷オサム 新潮社
思わずにやりとしてしまう暖かさがあります。

・「だから少女はおもいでをたべる」 七烏未奏 一迅社
ラノベとしてはまぁまぁかなと。シリーズが出ても買わない気もしますが。

・「ストライク・ザ・ブラッド3 天使炎上」 三雲岳斗 電撃文庫
ヒロインが今後もどんどん増えていくことだけはわかる。聖痕のクウェイサーじゃないんだから、とは思いますが。
三雲岳斗ならやっぱりレベリオンが好き。あとはコールドゲヘナかな。アスラクラインは未読。

・「精霊使いの剣舞 剣と学院と火猫少女」 志瑞祐 MF文庫J
この設定ならもっと面白くできるんじゃないかなと思ってしまいます。

・「おれと一乃のゲーム同好会活動日誌 その7 結末へ至る恋の病」葉村哲 MF文庫J
さすがにいい加減飽きてきた。あとキャラが定まっていなくて何がしたいのかよくわからないです。

・「月だけが、私のしていることを見おろしていた。」成田名璃子 メディアワークス文庫
素直に面白かった。こういう恋愛ものは大好物です。

・「ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー」三河ごーすと 電撃文庫
電撃らしい作品だと思います。ボーイミーツガールものでいいのかな。

・「快笑小説」東野圭吾 集英社文庫
妹に薦められて読みました。素直に言って落ちが弱すぎます。悪くは無いけど褒めたくは無い作品でした。

・「世界が感嘆する日本人~海外メディアが報じた大震災後のニッポン」別冊宝島編集部 宝島社新書
海外からの日本人評価はやっぱり面白いと思います。素直な日本人評が見えます。
国によって注目点がある程度は違いますが、日本人のどういった点が特異であるかを知れる良い本だと思います。

・「夢十夜 他二篇」夏目漱石 岩波文庫
個人的には第一夜が好きです。他の収録作はあまり好みではないです。

・「階段途中のビッグ・ノイズ」越谷オサム 幻冬舎文庫
ロックン・ロールって感じですね。バンドはやったこと無いけどバンドとかやりたくなる感じが良いです。
ロックは生き方らしいので、普段から世間体を無視しながらファッキンとか言ってればロックになれるのでしょうか。


ゲーム
・「ラストランカー」CAPCON PSP
すごい操作性がよいゲームでした。個人的には不満点の一切無いゲームです。

・「遠隔捜査 ~真実への23日間~」ソニー・コンピュータエンタテインメント PSP
こういった推理ものは結構好きです。「逆転裁判」とか「The鑑識官」シリーズとか。
ちょっと操作性が悪いことと、セーブを残しておかないと死ねることが難点です。


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歴史好きな人、ゲーム好きな人、科学好きな人などどんな人でも大歓迎です。
よろしくお願いします。

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